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保養所がリゾートホテルに生まれ変わった!

2018年8月3日、東伊豆町稲取にオープンした「スパ・リゾート竜宮の使い」は、地域の観光に一石を投じる、注目の新規ホテルとして注目を集めています。
3,900平方メートルの敷地に5階建てとなるこの建物は、元KKR稲取保養所を全面改装し、耐震補強とリノベーション技術の融合である「レトロフィット」の手法を用いて建物自体の安全面が強化され、より安心感を得られる構造として生まれ変わったリラクゼーションスポットです。
贅沢な旅行としてオーシャンビューの楽しめる客室から、ダイビングなどを楽しんで素泊まりしたい利用者に向けてのカプセルルームなども用意されているなど、それぞれとても居心地のいい空間が特徴になっています。一夜の宿を探しているどなたにもぴったりなこのホテルを詳しく紹介します!
耐震補強によって安全面を向上させた
耐震改修前(左)と耐震補強後(右)。外観の構造はほとんど差異がわからない
ホテルとして建物を再利用するに際し焦点となるポイントの一つは、もちろん安全性。外観の印象を野暮ったくせず、建物本来のスマートさを継承しつつ、少ない工事でしっかりと「使える」状態に引き上げることが重要です。
装いを一新し、美しい「黄色」を貴重にして白と青を組み合わせた外観は、アジアンリゾートらしく豪華客船のような印象を与えています。
注目の耐震補強技術は、外観をそのまま維持できるブレースレス工法の一つ、JSPAC耐震補強工法が採用されています。建物の柱や梁・壁を強化してスペースへの影響を最小限に抑え、利用客に不便を強いず、快適さを維持できているところは注目です。
耐震改修前(左)と耐震補強後(右)。場所によってはこのように柱の太さが変わっただけのところも。
地震エネルギーを建物の構造躯体でしっかりと吸収し、建物へのストレスを軽減、安全面を大幅に向上させつつも、素晴らしいロケーションや日当たりなどのアドバンテージをこれまで通りに引き継ぎ、改修前と同様に滞在を楽しめる仕様になっています。
若返りを体験できる数少ないホテル
日本では珍しい、「若返り」をコンセプトにしているこのホテル。アンチエイジングをはじめとする、女性に嬉しいサービスが充実しています。
エステの専用のルームでは手もみやリフレクソロジーで全身リラックス。また、プロ野球選手やオリンピック選手がこぞって利用する高気圧酸素カプセルも体験することができるんです。
マリンスポーツを楽しんだ後は、究極のリラクゼーションでカラダを癒す。新しいレジャーの楽しみ方かもしれませんね。
人気のダイビングスクールが隣接!
このホテルを運営する株式会社プレジャーは、人気のダイビングスクールも運営しています。
隣接する「稲取マリンスポーツセンター」を擁し、同敷地内にはダイビングが行えるダイバー専用プールが備わっており、初めての方でも気軽に楽しめる「体験ダイビングスクール」も開講しています。
初めてダイビングを楽しみたい方からダイビングのインストラクターを目指す方まで、幅広く利用できるダイビングコースを受講できるのは、このホテルならでは楽しみ方。こんなサービスが受けられるリゾートホテルは稀です。
やっぱり温泉も楽しみたい!
世界中からの観光客を魅了する日本の「温泉」は、もちろん「竜宮の使い」でも楽しめます!
このホテルの地下からは、84度の源泉がこんこんと湧き出ており、大浴場一つ、中浴場が一つ、貸し切り風呂が四つ、蒸し風呂が一つと、贅沢にも7つの風呂が作られていて、源泉かけ流しの湯が楽しめます。
まさに、スパ・リゾート。
ホテルの2階でオープンした「おばん菜ビュッフェ親采」では地元の魚と野菜をたっぷりと使った料理が振る舞われます。
温泉に食事、体験にアンチエイジング。至れり尽くせりなファシリティーは休暇を堪能するのにもってこいの場所ですね。
日帰りOK、リーズナブルな料金体系!
実はこのホテル、日帰りも可能となっており、温泉に入った後は美味しい料理に舌鼓を打ち、たっぷりとリラクゼーションを堪能して過ごすというなんとも贅沢な一日を楽しめちゃうのです。
日帰りプランの料金は入浴のみなら3時間1,000円ととてもリーズナブルで、素晴らしいロケーションとスパ・リゾートを楽しむにはとてもお得。さらに、酸素カプセルの体験込みで2,600円のプランなどもあり、温泉を利用したいユーザーに寄り添ったとても素晴らしいサービスが用意されています(2018年9月現在)。
東伊豆の観光を彩るアジアンリゾート、新しく生まれ変わったホテル「スパ・リゾート竜宮の使い」。「体験」と「アンチエイジング」をテーマに、レトロフィット手法によってまた一つ名所が生まれました。
公式HP:SPA・RESORT竜宮の使い
公式Twitter
公式Facebook
運営会社:株式会社プレジャー|稲取マリンスポーツセンター
参考:滋慶学園ニュース

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