記事の詳細
練馬の古マンションがフルリノベーションで満室状態に
築40年以上が経過した、練馬区のマンション。
旧耐震物件であること、そして意匠面や設備関連も陳腐化し、家賃を下げても入居者が決まらないという状態でした。
利回りを考えると建て替えは難しい、という状況にありました。
そこで採用されたのがレトロフィットによる耐震補強。
ブレース不要で柱のみで十分の補強が行えるというJSPAC工法を採用。これによって部屋の専有面積が減少しないという利点を得ることが出来ました。
耐震補強工事と共に意匠面を含め、全面的にリノベーション。
その結果、新築の近隣マンションと同等の家賃設定でも満室状態で稼働できるほど、人気の物件になったということです。
※施工時には居住者様がすべて退去し、建物をスケルトン状態にして施工しています。
The following two tabs change content below.
H.F
神奈川県横浜市生まれ。改正耐震改修促進法の施行により全国各地から耐震診断・耐震改修のお問い合わせに事務局として対応。建物独自の形や構造をいかしながら、美観、デザイン性、資産価値の維持など現場のニーズに合わせ耐震改修プランをご提案させていただきます。施主様の喜ぶ姿に感動しながら、毎日奮闘中です!
最新記事 by H.F (全て見る)
- 先人たちが苦労して手に入れた建物への愛着 vs 耐震補強の必要 - 2016-10-21
- 強靭性って何? 「国土強靭化」の冊子から見る様々な事例 - 2016-05-23
- 大きな社会的役割を担う病院施設の耐震化が難しい3つの理由 - 2015-08-20