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なぜレトロフィットなのか
法改正後の基準に基づく耐震補強がなされていない建物が、予測される大地震によって大きな被害をもたらすであろうことは言うまでもありません。
しかしながら、予算や建物の使用状況などに伴って、なかなか耐震化が進まないという所有者もいらっしゃいます。
「レトロフィット」は単なる「耐震補強」ではありません。改修することによって「新たな価値」を創造することこそがその本質です。
つまり、耐震補強を施すとともに、見た目も使用感も、時には機能までも大きく変革させて、利用者がまるで新築の建物として使用するかのごとく、そこに新たな価値を築くのです。
そのための様々な技術と事例が、この日本には数多くあります。
既存の建物を壊して全く新しい建物を建てるより、既存の建物を補修・改修・耐震補強することでまったく新たな価値を創造し、再利用することができれば、経済的でありエコでもあります。
そう、レトロフィットはリノベーションなのです……。
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どろ~ん君
小学時代に少年野球、中学時代にバレーボール、高校時代に始めた硬式テニスでインターハイに出場し、大学で関東一部リーグで優勝、全国大学王座リーグ準優勝と、スポーツ中心の人生を送っていたものの、亡き父の影響で建設業にか関わることになる。そんな自分の今の趣味は名刹や古戦場、歴史ある街並み巡りだったりします。
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