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娯楽施設閉鎖後、どんな跡地活用が考えられるの?
法律が変わったことによって閉鎖が増えると言われているパチンコ業界。
2017年に入ってから閉店してしまったパチンコ店が増え、そのようにして空いてしまった娯楽施設は駐車場の広さや建物の大きさといった観点から再利用について様々な業種からも注目されているそうです。
参考:【遊技産業の視点 Weekly View】via SankeiBiz
特に、大きなホール状の建物が好条件の一等地に建っているというのを活用しない手はない考えられます。どんな業種にとってこうした空き物件が注目されているのでしょうか。
1. ドラッグストア
薬事法が改正されて対面でしか薬を買えなくなってしまったことなどから、従業員や薬剤師を確保しやすい大きなドラッグストアの需要が高まっているということで、ドラッグストア業界からとても熱い目をつけられているようです。
2. 保育施設
元パチンコ店の建物は柱が少なくホール状になっていること、しかも防音設備も整っており、頑丈さも兼ね備えているという観点から、保育施設や子供を預かるような場所にはぴったりだと言えるかもしれません。しかも一等地にあるとなればとても便利ですね
3. 更地にしてまったく新しいものを
建物が不要という場合でも、構造的にシンプルな建屋は解体しやすく、広い敷地であり、かつ集客力のある立地である事から、更地にして何かを建てるにしてもする十分に収益を得られると期待されるかもしれません。商業施設、飲食店など、街の活性化に繋がる再利用を考える業種も増えるかもしれませんね。
建物が再利用されてリノベーションやレトロフィットによって装い新たに息を吹き返し、地域を元気にするために活用されるとすればそれは歓迎できることと言えるでしょう。
廃業となって縮小して行くかもしれない業界がある一方で、その広い土地と建物は、新たな開発地として今後大いに目をつけられて行くものと思われます。
環境に配慮して地域の暮らしが少しでも豊かになることで、日本の未来が明るくなるならば素晴らしいことです。
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